やるべきことはあるけど、集中できず、やる気もおきない。
そんな方も多いと思います。
そこでこの度「集中力が続かない、やる気が出ないを解決」する、「ヤバイ集中力」という本を手に入れました。
著書:鈴木祐氏(パレオな男)
著者の鈴木祐氏は、1日に平均「15本の論文」と「3冊の本」を読み、「2〜4万字の原稿」を毎日書いている、まさに「ヤバイ集中力」を使いこなしている方です。
そんな鈴木祐氏が、論文など信頼できる情報の中から「集中力」手に入れる45の方法を解説している本書「ヤバイ集中力」。
ライフハック系(効率化や生活改善など)の本は、続かないことが多いですが、「ヤバイ集中力」は人間の心の仕組みを「獣」と「調教師」にわかりやすく例えながら、根本的な問題を解決してくれる内容となっています。
この記事では、個人的に気になったところをまとめておきます。購入を検討する上で、ご参考いただければ幸いです。
なりの話はいいから、すぐに「ヤバイ集中力」を手に入れたい方はこちら↓
【今回の登場キャラクター】
獣と調教師の特徴
「集中力」という言葉の中には、様々な能力が組み合わさっています。
- 自己効力感
- モチベーション管理能力
- 注意の持続力
- セルフコントール能力
このような能力は、いずれも心の状態を安定させる能力です。つまり、私たちが本来持っているパワーをいかに上手に操れるか?が集中力の鍵になります。
そこで本書では「獣と調教師」の例を使って、ヤバイ集中力を使いこなす方法を説明してくれます。
人間が本来持っているパワーを「獣」と呼び、それを操る思考を「調教師」と呼びます。
「獣」と「調教師」には、それぞれ特徴があり、それを理解することが、集中力を手に入れるための第一歩です。
【獣グループ】
【調教師グループ】
獣の特徴3つとは?
獣の特徴は以下の3つです。
- 難しいものを嫌う
- あらゆる刺激に反応する
- パワーが強い
獣は、頭を使う難しい作業を苦手とします。
これは「なるべくエネルギーを蓄えておかねば!」という原始時代の考え方の名残からだそうです。
また、獣はお菓子や音などの刺激に対して敏感です。やるべきことがあっても、あらゆる刺激に反応してしまいます。
最後に、獣はパワーが強く、恐ろしいほどの集中力を発揮します。
このパワーが暴走しないようにコントロールするのが、続いてお伝えする調教師のお役目です。
調教師の特徴3つとは?
調教師の特徴は以下の3つです。
- 論理性を武器に使う
- エネルギー消費量が多い
- パワーが弱い
調教師は、物事を論理的に考えます。難しいことを考えるので、疲れやすく、獣に簡単に負けてしまいます。
調教師が丸腰で獣に挑むとすぐ負けます。そのため、本書では、45の武器(テクニック)を伝授してくれています。
45の武器(テクニック)を使い、調教師が獣を手なづけることによって、「ヤバイ集中力」を手に入れることができます。
以下では、強力な武器「報酬感覚プランニング」についてお伝えします。
集中力を操る「報酬感覚プランニング」
仕事や目標達成中に、ふと「これやって意味あるのかな?」「あとでもできるから今はいいかな?」と考えてしまい、なかなか終わらない。
そのような時は、獣がやる気を無くしている証拠。
そこで、著者が開発した「報酬感覚プラニンング」の出番です。
このシートで採用したテクニックは、1970年代からの研究で生まれた大量の対策から特に効果が大きいものを厳選したものです。(略)
いわば、化学が認めた集中力アップテクニックの「オールスター」です。
参照:ヤバイ集中力
つまり、報酬感覚プランニングとは、最新科学の叡智を集結させた、現時点で最も信頼のおけるテクニックです。
この「報酬感覚プランニング」には3つのシートがあります。
- 基本設定シート
- 実践設定シート
- 即効簡易版シート
①基本設定シートと②実践設定シートは、長期的な目標(ダイエットや転職など)を達成するためのシートです。
③即効簡易版シートは、短期的な目標(急に仕事が入った時など)に使うシートです。
今回は、短期的な目標を達成する時に使う、③即効簡易版シートをご説明します。
即効簡易版シートの書き方(具体例付)
即効簡易版シートは以下の5つの項目を書き込んでいきます。
- 理想イメージング
- ポジティブ選択
- 障害コントラスト
- ネガティブ選択
- 質問型アクション
まずは、目標を達成したあとの理想をイメージして、一番ポジティブになるものを選択。
続いて、目標を達成するまでに起きるトラブルを考えて、一番起こりそうなものを選択。
最後に、自分がやるべき行動を質問型にして、シート完成です。
では、実際に具体例でお伝えします。このヤバイ集中力の書評を書くため「ヤバイ集中力」の内容をまとめてブログにアップにするという目標を「即効簡易版シート」で立ててみました。
①理想イメージング
まずは、目標【「ヤバイ集中力」の内容をまとめて記事にする】を達成したら、どんなポジティブなことが起きるのか?を思いつくまま書いていきます。
- ヤバイ集中力の内容をまとめることで理解に繋がる
- ヤバイ集中力を手に入れて、仕事で成果をだせる
- ブログの記事が1つ増えてやる気に繋がる
- 文章が上手になるかもしれない
- 友人に本の内容を伝える時に上手にできる
②ポジティブ選択
先ほど①で書いたものの中から、一番自分にとってポジティブに感じたものを1つだけ選びます。
→ヤバイ集中力を手に入れて、仕事で成果をだせる
③障害コントラスト
目標をやろうと思った時に、起きそうなトラブルを思いつくまま、書き出してみます。
- できない自分に落ち込んでやめてしまう
- 人の誘いを断れず、書く時間が取れなくなる
- 途中で嫌になり、部屋の掃除を始める
- 完璧に書こうとして、いつまでたっても終わらない
食べにいきたいなぁ・・・
④ネガティブ選択
先ほど③障害コントラストで書いたものの中から、一番自分にとってネガティブに感じたものを1つだけ選びます。
→人の誘いを断れず、書く時間が取れなくなる
【なりの頭の中】
⑤質問型アクション
最後は、目標を以下のフォーマットに落とし込みます。
「自分の名前」は、「時間」に「場所」で「デイリータスク」をするか?
参照:ヤバイ集中力
→「なり」は、「10時」に「図書館」で「ヤバイ集中力の記事を書いて」いるか?
これで即効簡易版シートの完成です。あとは、これをつねに目に見える場所において置きます。
私は、スマホのカレンダーに予定を入れて、時間がきたら通知するようにしています。さらにApple Watchで画面表示させるようにしてみました。
視覚的な要素があると、より効果的ということなので、本書には書いてありませんが、私はこの質問型アクションの一番最初に絵文字をいれております。
→✍️「なり」は、「10時」に「図書館」で「ヤバイ集中力の記事を書いて」いるか?
こんな感じです。これは私の独自にやってみたバージョンなので、ご参考までにどうぞ。
「ヤバイ集中力」まとめ
ということで、集中力を手に入れる「ヤバイ集中力」についてお伝えさせていただきました。
本書には、今回取り上げさせていただいた「報酬感覚プランニング」の他にも「集中できる環境作り」や「休憩の方法」、「習慣化のテクニック」など、集中力に関するテクニックが盛りだくさんなので、興味がある方はご一読ください。
また、本書には「どこから手をつけたらいいのかわからない!」という時に使える実践ロードマップがついております。
レベル0〜7までありますので、購入された時はご参照いただくとわかりやすいかと思います。(私は、現在レベル4に挑戦中です。)
それでは、また
ナリトクエスト なり。
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