今年の始めに「日本テーラワーダ仏教協会」に行ってまいりました。
目的は、瞑想でメンタル改善するため、瞑想指導してくれる教室へ参加するためです。
瞑想に興味がある方、瞑想教室に参加してみようか迷っている方は、お役立ちいただけるのではないかと思います。
結論から申しますと、瞑想教室はとても参考になりました。
ただし、腰痛持ちにはおすすめしません。
それではどうぞ。
日本テーラワーダ仏教協会とは?
日本テーラワーダ仏教協会の公式ホームページから引用すると
お釈迦様の直接の教えであるテーラワーダ仏教(上座仏教、パーリ語で「長老の教え」の意)を学び、伝えるために設立されました。スリランカやミャンマーなどから派遣された長老方のご指導のもと、一人ひとりのこころの成長につとめ、多くの方々にお釈迦様の教えを知っていただくことを目的に、東京・幡ヶ谷のゴータミー精舎を中心に日本各地で活動しています。
お釈迦様の教えを知ることができる、ありがたい活動団体です。
瞑想の初心者向けの教室はたくさんあるのですが、中にはあまりよろしくない団体もあり、協会に勧誘されることもあります。
しかし、この「テーラワーダ仏教協会」は勧誘活動などがないので、安心して瞑想教室に参加できます。
日本テーラワーダ仏教協会へ潜入
私が参加したのは「法話と実践会」という教室です。
【内容】 ヴィパッサナー冥想の基本が学べ
る冥想会です。全員参加の質疑応 答コーナーのあと、初心者への冥 想指導(経験者は自由冥想)が行 われます。 【スケジュール】
09:30~11:30 法話会(質疑応答)
お昼休憩
13:30~19:30 初心者冥想 ※多少延長することがあります。
まず、会場に入ると参加費を払います。封筒とかいるのかなぁと思い、いろいろ準備したのですが、現金を直接入れるスタイルでした。
だいたい1,000〜2,000円程度を入れる人が多かったです。私も1,000円札を入れました。
支払いが済んだら、荷物置きにバックを置いて、2階へ移動。
金色に光る仏様を眺めつつ待機していると、スマナサーラ長老が来場して法話が始まる。
ちなみにスマナサーラ長老とは、こんな感じのお人です。
動画では見えないかもですが、私が参加した日はApple Watchを装着しておりました。
動画をとりつつ、ジーパン姿のお坊さんらしき人がパソコンをカタカタしており、いい意味で仏教のイメージが変わった瞬間でした。
スマナサーラ長老のありがたい説法だったが・・・
説法はこのようなありがたいお話が聞けます。
説法が終わると、質問コーナーでいろんな質問が飛び交いました。
一部を簡単に記載しておきます。
※うる覚えなので、あくまで参考までにどうぞ
余命宣告されたのですが、どうしたらいいですか?
- 生きることに執着しないほうがいいよ。
- 全て手放して、できることをやってみたらいいよ。
飲み会で他人にどのように接したらいいですか?
- 自己判断に任せたらいいんじゃないかな?
- 酒は毒だと教えてあげたらどう?
どうやって生きたらいいですか?
- 母親に感謝をしたらいいよ
- 人の役に立つことをするといいと
というお話でした。
大変ありがたい話だったのですが、動画をみてもわかる通り、2時間強座りっぱなし。
腰痛持ちの私は、途中から腰の痛みと格闘しておりました。
途中で足も痺れてきて、腰と足のダブルパンチ。しかし、長老の話は続く。
額にはたくさんの脂汗。
周りをちらっと見てみると、もそもそと足を動かしている人がちらほら。
瞑想ビギナーたちには、ありがたくも辛い2時間を過ごしました。
午後は瞑想初心者向けの教室
午前中のありがたい説法と腰痛による痛みを乗り越え、午前の部は終了。
コンビニで簡単な昼食をすませ、午後の部へ参加しました。
(テーラワーダ協会さんの方で昼食を準備してくれておりましたが、なにせ人見知りなものでして・・・)
午後の部の内容は、瞑想+説法で約4~5時間座りっぱなし。
正直、腰痛持ちにはこたえました。
ただ、内容は大変参考になりましたので、記載しておきます。
※腰痛と戦いながらのメモだったので、細かいところはご容赦ください。
歩行瞑想
歩きながら行う瞑想です。
頭の中で以下の言葉を唱えつつ、ゆっくり歩きます
- 右足あげます
- はこびます
- おろします
- 左足あげます
- はこびます
- おろします。
これを繰り返します。だいたい1時間くらいが目安だそうです。
瞑想の準備をする方法
瞑想をする前の段階で行います。
まず座る時
時間をかけて、ゆっくりと座ります。
手をつく感覚などにも意識を向け、とにかくゆっくりと座ることがポイント
続いて座る姿勢。
座る時のポイント
なるべく床に膝をつけたほうがよいそうです。
お尻に座布団を2枚引いたりして、お尻の高さをあげると、身体が硬い人でも膝がつきやすいらしい。
お尻にある二つの骨(尾てい骨かな?)で座ることを意識すると背筋がピンとはります。
背筋を伸ばす時のポイント
座り終わったら、背骨を1つずつまっすぐにしていくイメージで動かしていく。
背中には、硬い板が張っているイメージを作ります。
硬い板が張っているイメージが作れたら、そのまま前屈します。
(前屈している時に、頭が下がっていたら、板のイメージがしっかりできていない)
しばらくキープ(10秒くらい?)したら、徐々に戻していきます。
ここまでで、座る瞑想の準備が完了!ながい!笑
瞑想開始〜終了
頭の中で以下の言葉を唱えながら、瞑想を行います。
- 吸います
- 吐きます
ずっと座って瞑想をしていると、足が痛くなったり痺れたりします。その場合は、以下の言葉を頭の中で唱えます。
- 痛み痛み痛み、痛みを感じています
- 痺れ痺れ痺れ、痺れを感じています。
正直、腰痛持ちにはとても辛かった。多量の脂汗がでて、「あーもう早く終わらないかなぁ。」と最後の方は、まったく瞑想できておりませんでした。反省。
最後は「終わります」を3回繰り返して終了です。
「日本テーラワーダ仏教協会」で瞑想体験のまとめ
だいたい2週間くらい続けると、脳が変わってくるとのお話でした。
現在は、1時間はできないものの、20分程度の歩行瞑想をほぼ毎日しております。
瞑想をやってみたい、教えてもらい人は一度体験されてもいいかもしれないですね。
ただ、膝や腰が悪い人はおすすめしませんので、お身体に合わせてご参加くださいませ。
またこちら以外でも、いろんなところで瞑想を学ぶことができます。私は他の場所には参加したことがありませんが、興味がある人はこちらの本に信頼できる場所が載っておりますので、ご参考ください。
それでは、また。
ナリトクエスト なり