日常生活で切っても切れないもの、それが仕事です。
一般的には仕事をしなければ生活ができず、仕方なく働いている人も多いと思います。
しかし、いくら生活のためといっても
- ほかに良い仕事があるんじゃないか?
- もっと自分にあう仕事がしたい
と思っている人も多いかと思いのではないでしょうか?
実際、私自身も「もっと自分に合う仕事があるはずだ!」と思い、いろんな診断サービスや書籍をあさった経験があります。
しかし、正しい知識を手に入れた今では「それ間違ってるよ!」と、昔の自分に教えてあげたい気持ちでいっぱいです。
そこで今回は、昔のわたしのようにならないために
- 仕事を決める時って、どんな情報を参考にしたらよいの?
- 自分にあった仕事って、どんなものなの?
と思っている方にむけて、実際に転職で失敗した経験のある私が失敗するまえに知りたかったことについてお伝えしていきます。
自分は今の仕事に満足している!という方も、新たな発見があると思いますので、ご参考いただけたら幸いです。
科学的に正しい仕事選びとは?
結論からお伝えすると
科学的なお墨付きのある、信頼がある情報
を正しくつかうことが重要です。
信頼がある情報を正しく使うことによって
- 「働く時間がながすぎる!」
- 「プライベートがまったくない!」
- 「常に感情を押さえつけないといけない!」
そんな後悔するであろう失敗を、あらかじめさけることができます。
ただ、信頼のある情報は書いてあることが難しかったり、どうやって使えばいいのかわからないことも多いです。
あまりにもハードルが高いと、途中で嫌になって、やめてしまう。といったことにもなりかねません。
そこで、おすすめなのが『科学的な適職』です。
(2023/06/08 10:51:38時点 Amazon調べ-詳細)
サイエンスライターである鈴木祐氏という方が
4021の研究結果から導き出された
現時点でベストな職業選択をするときの正しい方法
をまとめてくれた大変ありがたい本になっております。
この「科学的な適職」では「AWAKE(アウェイク)」というテクニックをつかうことで、正しい仕事を選ぶ能力を身に着けることができるようになっています。
今回は『AWAKE』の中で紹介されていた、「制御焦点」という性格テストについてお伝えしたいと思います。
唯一の性格テスト「制御焦点」とは?
世の中には、いろんな性格テストがあります。
- エニアグラム
- RIASEC
- ストレングスファインダー
- IQテスト
しかし、ほとんどの性格テストは「仕事を決めるうえでは役に立たない。」との結論がでています。
そこで、性格テストの中で唯一仕事を探すために使える性格テストがこちら
「制御焦点テスト」というものです。
【制御焦点テストとは?】
人間のパーソナリティを「攻撃型」と「防御型」の2タイプに分ける考え方で、おもにコロンビア大学などの研究で、仕事のパフォーマンスアップ効果が証明されてきました。
参照:「科学的な適職」ステップ2未来を広げる より
「制御焦点テスト」を簡単にいうと
自分がどういうときにモチベーションがあがるか?
を判断するテストです。
具体的にには、性格を「攻撃型」と「防御型」の2種類に区別します。
- 「攻撃型」は、得られる利益でモチベーション上がる
- 「防御型」は、競争に負けないようにモチベーション上がる
つまり、攻撃型は「お金とか名誉」でやる気があがります。
逆に防御型は、「義務感や、失敗をさける」ことに対応するときにやる気があがります。
制御焦点テストで、自分がどんな時にモチベーションがあがるのかがわかる!
制御焦点テストの診断方法は?
「制御焦点テスト」の具体的な診断方法は「科学的な適職」をぜひご参考いただければと思います。
(2023/06/08 10:51:39時点 Amazon調べ-詳細)
ただし、人は意識せずにも焦点タイプに合わせた職業を選ぶ傾向があるそうです。
とりあえず「なんとなくこっちかも?」と思ったもので確認してみてください。
私も「防御型かも知れないなぁ」と思いつつ「制御焦点テスト」をしてみたら、やはり「防御型」との結果になりました。
それでは「攻撃型」と「防御型」のもう少し具体的なお話をしていきます。
まずは攻撃型からお伝えします。
攻撃型の適職とは?
攻撃型は、「進捗」や「成長」を実感しやすい仕事を選ぶと良いそうです。
攻撃型の人は、動きの早い業界に向いています。
サービスや製品の変化が激しく、より柔軟な発送を求められるような仕事です。
つまり、ポジティブで活動的な人は、攻撃型の可能性が高いです。
具体的な「攻撃型に適した職種例」は以下の通りです。
- コンサルタント
- アーティスト
- テクノロジー系
- ソーシャルメディア
- コピーライター
また、攻撃型の場合、ポジティブな未来を想像した方がモチベーションが上がることもわかっています。
もし、なにかやらなくてはいけないことがあれば、自分の理想的な環境で作業しているところを想像してみましょう。
モチベーションがあがって作業を達成しやすくなるでしょう。
もし、モチベーションが上がらなかったということがあれば続いて紹介する「防御型」をご覧いただければと思います。
攻撃型は動きの早い業界がおすすめ!
防御型の適職とは?
防御型は、「安心感」と「安定感」を実感しやすい仕事を選ぶと良いそうです。
防御型の人は、実務能力が必要な仕事で能力を発揮します。
防御型は複雑なデータを念入りに処理するのはうまいため、慎重さを高く評価してくれるような業界が望ましいでしょう。
つまり、ミスが少なく、冷静な対応ができる人は防御型の可能性が高いです。
具体的に「防御型に適した職種例」は以下の通りです。
- 事務員
- 技術者
- 経理系
- データアナリスト
- 弁護士
防御型の場合、ネガティブな未来を想像した方が、モチベーションが上がることがわかっています。
もし、なにかやらなくてはいけないことがあれば、最悪な状況で作業しているところを想像してみていただければと思います。
攻撃型と同様ですが、モチベーションがあがって、作業を達成しやすくなります。
慎重さを高く評価してくれるような業界がおすすめ!
「制御焦点」で自分がどんなときにモチベーションがあがるのか?を知っていれば、他の人よりも理想の生活に一歩近づく可能性が高まります。
人は意外と自分のことに知っているようで知らないものなので、この機会に自分を見つめ直してみましょう!
防御型の職業 | 攻撃型の職業 |
|
|
【補足】ストレングスファインダー
さきほど、性格テストは役に立たないとお伝えしております。
その中の1つに入っていたのが、「ストレングスファインダー」です。
「ストレングスファインダー」という診断テストは、34の強みの中から「自分の強み」を知ることができるテストです。
この「ストレングスファインダー」仕事探しには使えませんが、強みを知ること自体は、幸福感を高める可能性があるそうです。
強みと仕事の満足度には、有意な関係があるものの、その相関はとても小さい
その組織の中に自分と同じ「強み」を持った同僚が少ない場合には、仕事の満足度が上がる。
参照:「科学的な適職」ステップ1幻想から目覚める より
つまり、強みは、仕事の満足度をあげるためになら使えるということになります。
今の仕事をもっと良いものにしていきたいという方は、ストレングスファインダーを使ってみると良いかと思います。
(2023/06/08 10:51:39時点 Amazon調べ-詳細)
ストレングスファインダーについては「ストレングスファインダーで自分の強みを把握してみた」に詳細を書いてみたので興味のある方はご参考ください。
仕事選びで失敗しないための方法まとめ
転職をする前に知りたかったことをお伝えさせていただきました。もう一度、簡単にまとめておくと
- 「科学的な適職」という本がおすすめ
- 唯一の性格テストは「制御焦点」
- モチベーションタイプは攻撃型と防御型の2つがある
という内容をお伝えさせていただいております。
今回、ご紹介させていただいた「科学的な適職」の中でも、ほんの触りの部分だけご紹介させていただきました。
本を読む進めていくと、仕事を探す時に使えるツールがたくさんあって
- 未来の可能性を広げる「イニシャリスト」
- 転職先を決められない!を解決する「ヒエラルキー分析」
- 意思決定の精度を高める「イリイスト転職ノート」
この「科学的な適職探しツール」はダウンロード可能で、すぐに使えるものとなっています。実際に、私も試していますが新しい発見の連続でした。
正直に言うと、「科学的な適職」のすべてのテクニックを使いこなすには
- 「時間」
- 「労力」
この2つが足りず大変なこともあると思います。しかし、人生という長い時間を過ごす中で仕事を選ぶのはとても大事なことです。
あるていどの時間をかけて、じっくり自分と向き合う作業も必要ではないかと個人的には思います。
今回、紹介した「制御焦点」だけでも仕事を選ぶ時の参考になるかと思います。
もし、制御焦点をやってみて
「もっと詳しい内容が知りたい!」
「他のものもやってみたい!」
と思った方は、ぜひ本書を手に入れて科学的なテクニックを使ってみてください!
(2023/06/08 10:51:38時点 Amazon調べ-詳細)
また、本書では締め括りにこのような言葉を残しています。
無計画のまま京楽的に生きるのではなく
かといって適職の幻を追い続けるのでもなく
目の前の選択肢についてしっかりと考えたら、あとは人生の流れに身を任せる。
つまり、考えるだけ考えたら、あとは流れに身を任せるということです。つい真面目に考えすぎてしまう方には、非常に役立つ言葉かと思います。
ということで。私も始めたばかりなので、また成果があればご報告していきます。
それでは、また!
ナリトクエスト なり
【追記】2020/01/29
科学的な適職探しツール「イニシャルリスト」を試しています!
今まで、同じような仕事ばかり探していましたが、「イニシャルリスト」を使ったことで、仕事を選ぶときの考え方がガラッと変わってきた気がします。
自分でも、見逃していた可能性がたくさんあったので、今同じような悩みを抱えている人には良いワークかと多います。
ちなみに、ヒエラルキー分析はちょっと難しかったです。もう少し頑張ります。
【追記】2020/04/26
「イリイスト転活ノート」がだいぶ溜まってきました。
客観的に自分の選択を振り返ることができるノートでして、わたしの場合は
- 他人の意見に左右されて選びがち
- 華やかな業界に飛びつく
- 同じことばかり決めてて行動してない
という傾向がありました。気を付けねばと気を引き締めていきたいところです。
あと、とりあえず小さくやってみようと思い副業も初めてみました。またご報告します!
【追記】2021/07/09
副業で1年間ライターをさせていただきました
(詳しい活動はこちらの記事をご覧いただけると幸いです)
結局ライターとしての活動は1年間で終わってしまいましたが、現在あたらしい活動に挑戦中です
またご報告します!
【追記】2021/09/29
ジョブクラフティングしながら、ゆるゆると適職探し続けてます!
転職用のホームページ作ってみました。
機械とか苦手なのですが、ペライチっていうホームページ作れるサイトで簡単に作りました(不器用だから時間はかかったけど!)
面談したら「転職のホームページ作ってる人はじめてみた」って言われたので、興味ある方は良きかもです。って報告でした
(アドバイス貰えるとめちゃくちゃ喜びます。気軽にご連絡いただけると幸いです