今回は『不老長寿メソッド』を読んだので、内容のまとめと感想を書きました。
『不老長寿メソッド』を一言でいうと、若さと健康を手に入れる方法が書いてある本です。
著者は鈴木祐さんで、これまで『最高の体調』・『科学的な適職』などベストセラー本を書いたサイエンスライターさんです。
(上記の書籍は(中田敦彦のYouTube大学)でも紹介されています。)
「健康」についてGoogleなどで調べると「この化粧品がいいよ!」「このサプリがすごい!」と、よく目にしますが何を信じたらいいのかわからなくなった経験ってありませんか?
なかには「高い化粧品」や「怪しいサプリ」を購入して失敗した方もいるかもしれません。
そこで、本書『不老長寿メソッド』では3,000を超える信頼できるデータをつかって、わたしたちに正しく健康を手に入れる方法を教えてくれます。
そんな方には役立つ内容が盛りだくさんな本です。
この記事では本書の簡単な内容紹介と実際にやってみた感想を書いています。
購入しようか迷っている方は、1事例としてご参考いただければ幸いです。
『不老長寿メソッド』ってなに?
まず本書の概要について、かんたんに説明させてください。
というのも、わかりやすく書かれている本書ですが、科学的な話もチラホラとでてきます。
そして科学をまったくを知らない人からすると、ちょっと難しいイメージを持ってしまうかもしれません。
なので、個人的な解釈もふまえて概要をなるべくわかりやすく説明してみます。
※わかりやすくするため一部説明を省いています。解釈が間違っていたら、すみません!
「苦痛と回復のサイクル」が大事!
『不老長寿メソッド』では「苦痛と回復のサイクル」という考え方が大事です。
「苦痛と回復のサイクル」というのは、わたしたちが持っている「本来の力」をつかいこなして健康になる方法です。
というのも、わたしたちには古来から持っている「本来の力」がそなわっているそうです。
(科学的には「ホルミシス」っていうそうです。スピリチュアル系ではないです!)
この本来持っている力をつかうことで、若くて健康的な見た目を手に入れることができるようになるそうです。
といってもイメージしにくいと思うので「筋トレ」を例に考えてみますね。
たとえば、私ごとですが最近「腕立て伏せ」を始めました。
最初はわりと自信があったんですけど、実際にやってみるとめちゃくちゃしんどいです。
床を支えている手がプルプルしちゃって、よく床にバタッとヘタりこんでいます。
このしんどい腕立てが苦痛だと想像してください。
そして、腕立てをしたあとはプルプルして疲れた腕を休ませてあげる必要があります。
この休ませてあげる時間が回復だと想像してください。
こうして、苦痛(腕立て)と回復(お休みの時間)をグルグルと繰り返していきます。
すると、しだいに筋肉がついてきます。スーパーでたくさん買い物しても荷物がラクラク持てるし、洋服を着た時に見栄えがよくなったりするわけですね。
この筋肉をつけてくれるシステムが、わたしたちにそなわっている「本来の力」だと想像してもらうとわかりやすいと思います。
(筋トレの民から怒られそうですが、あくまで説明事例なのでお許しください!)
話がそれましたが、ようするに「苦痛と回復のサイクル」とは、苦痛と回復を繰り返すと「本来の力」が発揮されて健康になれるということです。
【不老長寿メソッドまとめ】
(ざっくり!)
- 人が持ってる「本来の力」をつかうと若くて健康になれる!
- でも「本来の力」はふだんスイッチオフになっている。
- そこで「苦痛と回復のサイクル」という方法を使うと「本来の力」スイッチがオンになる
ただこの「本来の力」は普段スイッチオフになっています。ふつうに生活をしているとオンになりません。
じゃあ、どうやって本来の力のスイッチをオンにするのか?っていう具体的な内容が、「苦痛と回復のサイクル」の苦痛パートで詳しく説明されています。
苦痛ってなにしたらいいのか?
苦痛では、3つのカテゴリで自分に苦痛をあたえます。
- 運動メソッド
- 毒とファスティング
- メンタル
運動や食事などを改善することで、本来の力をスイッチオンにすることができます。
ただやみくもに苦痛をあたえてもだめみたいで、自分に適切な負荷を与える必要があるそうです。
そこで、1つずつ説明と感想をお伝えしていきます!
まずは運動メソッドから!
運動メソッド
運動メソッドでは、運動することで自分に負荷をあたえる方法が紹介されています。
たとえば
- 日常生活の活動量を増やす
- ウォーキング
- SIT
運動の初心者さんから上級者向けまで、さまざまな運動の方法が用意されています。
いままで「あんまり運動してこなかったから自信ない!」って方でも取り組める内容になっているのでご安心ください!
個人的には階段をつかう量を増やしている最中です。さすがに11階まで登ったときはヘタッと疲れましたが、運動量は以前よりも増えました。
毒とファスティング
毒とファスティングでは、おもに食事方法について紹介されています。
たとえば
- 食事のタイミングはいつがいい?
- どんなスパイスをつかえばいい?
- 栄養素ってどれをとったらいい?
など、体に負荷をあたえる食事法が具体的に書いてありますので、ふだんの食事に悩んじゃう方は役立つ内容かと思います!
個人的には、バジルとかミント系のスパイスをつかう回数が増えまして、わりと楽しく料理できています。
あと棚の奥に眠るスパイスたちを、ちゃんと整理してあげようと思いました。
メンタル
メンタルでは自分にストレスを与える方法について書かれています。
もしかしたら「自分はメンタル弱いから、ストレスは無理だなぁ」って思うかもしれませんがご安心ください。
実は、ストレスには良いストレスと悪いストレスの2種類があるそうです。
そして、良いストレスは健康に良いそうです。
良いストレス | 目標にむかってがんばっているときの緊張感 |
---|---|
悪いストレス | 人間関係や人生にたいする不安がずっと頭でグルグルしてる |
ここでは良いストレスをあたえる方法が書かれています。
たとえば
- エクスポージャー
- ニューロビクス
メインはエクスポージャーという方法です。
これは、計画的に少しずつメンタルに負荷をかけていく方法です。
ちょっとイメージつかみづらいと思うので、実際の具体例をご紹介します。
たとえば、わたしの場合だと「人見知り」でコミュニケーションをとるのがめちゃくちゃ苦手です。
知らない人と話すと緊張して、腕につけていたアップルウォッチから「心拍数高いけど大丈夫ですか?」って通知されちゃうレベルの緊張しいです。
そんな私がいきなり知らない人の集まりにいくと、ストレスが多すぎて体調を崩します。翌日はたいていベットで寝込んじゃってます。
そこで、まずは店員さんに「ありがとうございます」と伝えたり、おばあちゃんに「この野菜ってなんですか?」といった、あまりストレスがかからないことから始めていきます。
このように自分が苦手なこと(わたしならコミュニケーション)の負荷を少しずつ与えていくのがエクスポージャーです。
余談ですが、さいきんはとあるオンラインコミュニティで、「こんな活動してみました!」って投稿を定期的にするようにしています。
投稿するときは、毎回「これほんとうに大丈夫かな?自分がこんなこといって大丈夫かな?」って考えながら、手汗でしめった親指で送信ボタンを押しています。
こんな些細なレベルですが、少しずつエクスポージャーがんばって行く予定です。
回復ってなにするの?
いままでは苦痛についてお伝えしました。
苦痛では3つのカテゴリ(運動、食事、メンタル)がありましたね。
ただこの状態だと苦痛ばっかりで心身にダメージがかかるので、回復させてあげる必要があります。
そこで回復のパートでは、4つのテーマがあります。
- 栄養
- 睡眠メソッド
- 美肌
- デプログラミング
では、心身を回復させる方法について説明と取り組んでみた感想をお伝えしていきます!
まずは栄養から!
栄養
栄養のパートでは、食事の方法について書いてあります。
苦痛「毒とファスティング」の時の食事法とは違って体を回復させてあげるための食事です。
たとえば
- 食べちゃいけないものってあるの?
- 肉や野菜はなにを食べたらいいの?
- どうやって調理したらいいの?
選ぶべき食材から調理法まで具体的に書いてあるので、これから食事の改善を始める方にはオススメです。
ただ、食事の改善というと「なにからやればいいんだろ?」「本当にできるのかな?」と気になりますよね。
そんな食事改善初心者の方に用意されている解決策が「クオリティのちょい足し」です。
これは簡単にいうと、今までの食事をこまかく改善していく方法です。
たとえば、ふだん飲んでいる砂糖入りの飲み物(甘いカフェオレとか)をお茶にかえたり、いつも茶色いメニュー(焼きそば・ソーセージなど)が並びがちな食卓に野菜やフルーツをちょっと足しするだけです。
とくに甘い系の飲み物が好きな人は、まず最初に砂糖や加糖ブドウ糖が入った飲み物を減らすことから始めることが良いそうです!
いきなり野菜をたくさん食べたり、食事量を減らすと大変で挫折しちゃいますが、甘いものを減らすことからなら始められそうですよね。
個人的には鶏胸肉をマリネするようになったのと、オリーブオイルの使用量が以前より増えました。
睡眠メソッド
睡眠メソッドでは、睡眠を高めるための方法が紹介されています。
あまり寝れなかった日って、頭は回らないし体も重くてやる気がでないので睡眠って大事ですよね。
そこで睡眠不足を改善するためのアイテムや、寝る前にやったほうが良い行動が書いてあります。
たとえば
- こんなブランケットをつかうといいよ!
- 寝る前にこれをしておくといいよ!
個人的には、寝る前に明日やることを書き出しておくという「ブレインダンプ」が役立ちました。
布団にはいってアレコレ考えていたら、窓が明るくなって鳥の鳴き声が聞こえてきた。
そんな考えすぎて眠れない方には非常にオススメです。
ただ明日やることを書くだけなんですけど、これをやるとベットの中で「明日これやらなきゃ」とか「あれ?あの書類やったっけ?」がなくなってスッキリするので、ぐっすり眠れます。
美肌
美肌は、お肌をきれいにする方法が書かれています。
見た目が若いと気持ちも若くなるそうです。そのために具体的な方法が書いてあります。
たとえば
- 自分がどんな肌質なのか?
- どんな化粧品をつかえばいいのか?
これでもう、高い化粧品とか買わなくてすみます。おすすめの商品とか具体的に書かれているので、なに買ったらいいのかわからないという方はオススメですよ。
自分がどんな肌タイプなのかも診断できるので(わたしは敏感+オイリー肌)これからスキンケアをはじめたい方も役立つ内容だと思います。
個人的には、オイル+ワセリンのコンボで様子をみている最中です。
デプログラミング
デプログラミングとは、一言でいってしまうと楽観的に考えるための方法です。
人生を楽観的に考えると、若々しく健康でいられるようで、楽観的になる具体的な方法が書いてあります。
たとえば
- 若づくりをしてみるといいよ!
- ヨガや太極拳がいいよ
他にもSNSをどれくらいつかえばいいのか?や自分の体を見つめ直す方法についても紹介されています。
個人的にはSNSを使わないようにするのが良かったです。
最初はなんだか寂しい気持ちになりますが、さいきんは「連絡来ないかな?」って気にする頻度が減りました。
逆にスマホを使わなくなったら「あれ?どこにおいたっけ?」って探すことがふえています。
よく「Hey Siri!どこにいるの?」→「ここにいますよ!」ってやりとりをSiriさんとしてます。
いつまでも若く健康になる不老長寿メソッドまとめ
説明が長くなってしまったので、最初に書いた『不老長寿メソッド』をもう一度まとめておきます。
【不老長寿メソッドまとめ】
(ざっくり!)
- 人が持ってる「本来の力」をつかうと若くて健康になれる!
- でも「本来の力」はふだんスイッチオフになっている。
- そこで「苦痛と回復のサイクル」という方法を使うと「本来の力」スイッチがオンになる
こうして「苦痛と回復のサイクル」83のメソッドをつかうと、若くて健康的な見た目が手に入るわけですね。
ただ、もしかしたらこう思った方もいるかもしれません。
そこで、このようにあまり自信がない方にも安心して取り組める手引きが巻末に用意されています。
それが83のメソッドから厳選された4つのコース(ロードマップ)です。
- 初心者向けロードマップ
- 体力向上ロードマップ
- 見た目の改善ロードマップ
- メンタル(脳機能)改善ロードマップ
とりあえずやってみたい初心者向け(①)から体や心を改善(②③④)まで、ぜんぶで4つのコース(ロードマップ)が用意されています。
コース(ロードマップ)によって、とりくむ順番や紹介されているメソッドが違います。
なので自分の目的に合ったコース(ロードマップ)をえらんで取り組むことができます。
実際にわたしが取り組んでいるのは「④メンタル(脳機能)改善ロードマップ」です。
内容は4つのステップに分かれていて、こんな感じです!
- 運動の改善
- エクスポージャー
- 睡眠の改善
- 食事の改善
自分で83の中から選ぶのは大変だけど、4つなら選べそうですよね。
その他にも「ウォーキングするときのコツ」とか「オマケで髪に関する情報」など、若々しくいられるための方法がたくさん書いてあります。
若くみられたい、健康になりたい方はもちろん、メンタル弱い方にもオススメですよ。
わたしはメンタルが弱いので、ひきつづきエクスポージャー中心にがんばろうと思います。深呼吸してがんばります。
それでは、また
ナリトクエスト なり