今回は、読んだ本の紹介になります。
アイディアをだすのって難しいですよね。
かくゆう私も新しいアイディアを考えるのに困っていたので、「アナロジー思考」という本を読んでみました。
なかなかアイディアが思いつかない、そんな人におすすめの本です。
それでは、さっそくご紹介します。
今回の登場人物
アナロジー思考とは?
アナロジー思考とは、日本語で、「類推」のことで2つの世界の比例関係を利用した思考法である。
アナロジーとは、まったく関係ない世界から「借りてくる」発想のことである。
※「類推」=似ている点をもとにして他の事を推し量ること。
アナロジー思考とは、アイディアを組み合わせて新しいものを作る思考法です。
例えば、美味しいチョコレートの食べ方を考えようと思ったとき
- どのチョコレートを購入しようか?
- カカオはどれくらいがいいのか?
など考えると思います。
しかし、これだとチョコレートという世界でしか、食べ方を考えてることが出来ていません。
そこでアナロジー思考を使って、新しい食べ方を考案します。
アナロジー思考とは、別の世界からアイディアをお借りする思考です。
例えば、チョコレートだけだった選択肢の中に、果物の世界をお招きしました。
すると、こうなります。

ええ、そうです。「チョコフォンデュ」の出来上がりです。
美味しい+見た目もおしゃれな食べ方を新しく考案することができました。
このように、違う世界を組み合わせることで、新しいアイディアを発見する時にアナロジー思考が活躍します。
今回は、お菓子と果物で、割と近い世界の融合でしたが、この関係が遠ければ遠いほど、新しいアイディアが生まれやすくなります。
では、どのようにしてアナロジー思考を使えるようにするか、学んでいきましょう。
アナロジー思考のトレーニング方法
日常生活でのトレーニングの意識としてもっとも重要なことは
身の回りのことを全て繋げて考えてやろうという意識である。
日常生活のいろんな物事を抽象化して、新しいアイディア作りに活かすことができます。
しかし、抽象化をすることは難しいものです。
そこで、この「アナロジー思考」では抽象化思考のトレーニング方法をご紹介しています。
パズルを解く
パズル問題で出てくる思考の基本要素は〜(略)
実生活でも全く同様に役にたつということである。
パズルをとくことによって、問題解決のモデルを理解することができます。
ここでも、パズルを解きつつ、日常生活に応用できないか考えてみると良いアイディアが浮かぶかもしれません。
即効性のなさそうな本を読む
具体的かつ直接役にたつものばかり触れているということは〜(略)
自ら咀嚼したり消化したりする能力が衰えていくことと同様である。
初めのうちはわかりやすい本でもいいけど、慣れてきたら抽象度の高い本を読まないとダメだよってことですね。
自己啓発本ばかりじゃなくて、数学や哲学書を読むことをおすすめしておりました。
また、同じような知識ではなく、いろんな分野の知識をつけていくことでアイディアが生まれやすくなるそうです。
アナロジー思考を利用する際の注意点
大胆な発想を立てるのには有効であるが、その仮説を検証するには別の手段が必要である。
誰も経験したことのないような新しい世界に関して、アナロジー思考は通用しにくい
アイディアをだす段階はいいけど、裏付けでデータをしっかり取らないとただの「詭弁」になって、嫌なやつ扱いされちゃうよってことですね。
また、アナロジー思考は既存のものを組み合わせていく思考なので、同じようなものが全くない(アインシュタインの相対性理論等)ものには、アナロジー思考が効かないようです。
まとめ
「アナロジー思考」をまとめると以下の通りです。
- アナロジー思考とは、既存の組み合わせで新しいアイディアをつくることが出来る思考法
- アナロジー思考を利用するには、日常生活で常にアンテナをはっておく。
- アナロジー思考を利用する際は、詭弁にならないように注意する。
この他にも、アナロジー思考の具体的な考え方や、もっと詳しく学ぶためのおすすめ本などがのっています。
アイディア出しで悩んでいる方や、もっと詳しく学びたい方は、一読してしてみてみることをおすすめします。
それでは、またお会いしましょう
なり